2025-04

遺言・相続

相続関係説明図について

相続関係説明図は、相続人と被相続人の関係を明らかにする情報を記録した書類です。ここではその内容と法定相続情報一覧図との違いなどについて説明していきます。1.相続関係説明図とは特に定められた書式があるわけではありませんが、以下の内容を記載する...
遺言・相続

法定相続人についての解説

被相続人(亡くなった人)の財産を誰がどれだけ受け取る権利があるのか、について正確に知っている人は少ないものです。ここでは相続人の範囲や法定相続人となりうる人、相続人の割合について解説します。相続人とは「実際に財産を相続する人」を指します。こ...
遺言・相続

遺産分割審判について

遺産分割の話し合いが円満に進まなかったときに、最終的に遺産分割審判に至るケースがあります。ここではその概要について説明します。1.遺産分割審判とは遺産分割は遺産分割協議を通じて手続きが行われますが、当事者間で決着がつかない場合は遺産分割調停...
遺言・相続

死後事務委任契約について

高齢化が急速に進んできたことに加え、ひとり暮らしの高齢者が増加していることに伴って、自らの死亡後のさまざまな手続きを委任する死後事務委任契約への関心が高まっています。ここではその概要について説明します。1.死後事務委任契約の基本知識①遺言と...
遺言・相続

円満な相続のための遺言書の残し方について

財産を家族等に残すにあたって、その相続手続きをスムーズに完結させるには遺言書が有効、ということはいろいろなところで言われていることですが、その残し方にも留意すべきポイントがあります。ここではその一部について説明をしていきます。1.付言事項の...
遺言・相続

令和6年3月1日施行 戸籍法の一部改正について

戸籍法の一部改正によって、戸籍に関する利便性が高まりました。その内容についてお伝えしていきます。戸籍証明書等の広域交付とは【従前】 戸籍を入手するには、必要な戸籍を各市区町村の窓口に郵送等で依頼する必要がありました。↓【改正後】 本籍地以外...
遺言・相続

予備的遺言とは

予備的遺言とは、遺言者が指定した受遺者(財産を受け取る人)が遺言者より先に死亡した場合に備えて、次の受遺者を指定しておく遺言のことです。1.相続人が遺言者よりも先に亡くなった事例以下は、予備的遺言を残しておかなかったときに起こりうる例です。...
遺言・相続

負担付遺贈について

負担付遺贈とは、遺言によって財産を相続人以外の人に譲り渡す代わりに、財産を受け取る人(受遺者)に一定の負担をさせる遺贈のことです。遺言者にとって気がかりなこと(例:妻の扶養、ペットの世話、お墓の管理)を財産の受遺者に役割として託すことで、自...
遺言・相続

配偶者居住権について

配偶者居住権は、夫婦のうちどちらか一方がお亡くなりになった場合に、残された配偶者が、亡くなった人が所有していた建物に一定期間、無償で住み続けることができる権利のことです。以下ではその制度概要について説明していきます。1.成立要件残された配偶...
遺言・相続

遺産分割での預貯金の分け方について

遺産分割での預貯金の分け方には大きく2つのステップがあります。以下でその流れについて説明していきます。遺産分割での預貯金払戻しの前提預貯金は原則として、遺産分割後にしか払い戻しができません。つまり相続人全員の合意成立後にはじめて、払い戻しが...